(C)2012 MSY MARINE SERVICE ALL RIGHTS RESERVED
ヤマハ F115A のチルトが勝手に下がると連絡が入り早速点検に・・・。
現場に着くと確かにフルチルトの状態から下がっている。
とりあえず、各部点検。
どうやらチルト内部に原因がありそうなので、上架しチルトASSYを取外し
持ち帰る。
早速分解。
チルトモーター取り付けボルト4本のうち3本が塩付して外せず、ドリルでボル
トをとばしタップを通すと、3本ともうまく元のねじ山に入りヘリサート加工の必
要なし。
ギヤポンプハウジングの底に溜まった汚れを拭取り、洗浄。
油路やリザーバー、各バルブ、ギヤポンプ、等を取り外し清掃。
清掃後のギヤポンプ周辺
バルブ周辺に目立ったごみは見つけられなかったが、バルブの密閉に
異状があったものと思われる。
オイルを交換し組立・作動点検・エア抜きをして、チルトASSYを船外機に取り
付け、その状態で再度作動点検。
納入後、当分経ってもチルトは下がっていないとの事。
このタイプのチルトASSYは比較的新しい時期から故障するものが見られます。
モーターがダメになったり、電蝕してオイルが漏れたものもあります。